<レッスン体験インタビュー>ボイストレーニング・長谷川彰さんインタビュー
仕事にも役立つボイストレーニングのレッスンが
生活に「楽しさ」を与えてくれました。
~長谷川彰さん(50)/塾講師~
塾講師としての長年の経験を持つ長谷川彰さんは、2013年1月から1年間、上永谷ミュージックセンターの「ボイストレーニング」を受講。レッスンを受けた後、毎日の仕事の中で「声が聞き取りやすい」「話に説得力がある」という評判をもらえるようになったという長谷川さんに、レッスンの効果、楽しさや魅力についてお聞きしました。
発声に興味を持ったことをきっかけに、体験レッスンから気軽にスタート
−−長谷川さんは、クラシック音楽や声楽の世界とは無縁だったそうですが、どういったきっかけでボイストレーニングを始めようと思ったのでしょうか?
長谷川さん:私は20年間以上、塾講師という仕事を続けてきたのですが、あるときキャリアカウンセラーの資格を取得しようと思い、勉強のために訓練校に通い始めました。その訓練校の講師の方が現役のカウンセラーで、とても素晴らしい声の出し方をしたんです。そんなきっかけで発声ということに興味を持ち始め、近所の上永谷ミュージックセンターに大人向けの「ボイストレーニングコース」があることを知って、体験レッスンに申し込んだというわけです。
−−音楽教室のレッスンというものに、ハードルの高さは感じませんでしたか?
長谷川さん:ポップスやロック中心ですが、私はもともと音楽が好きで、ミュージシャンたちがボイストレーニングを受けているということをよく耳にしていたので、あまり感じませんでしたね。上永谷ミュージックセンターは、堅苦しくなくオープンな雰囲気があって、「クラシック」や「声楽」といったイメージもありませんでしたので、気軽に始めることができたと思います。
発声法を知ることで、言葉の力を引き出せるようになったという実感
−−レッスンはどのような内容でしたか?
長谷川さん:初日の体験レッスンでは、発声するときの口の形や声の出し方、呼吸法といった基本的なことを教えていただきました。その後は、実際に「ふるさと」や「見上げてごらん夜の星を」といった課題曲を歌う練習が始まり、それが終わると、今度は自分が歌いたい曲にチャレンジすることもできました。好きな曲を歌いながら上手くなることが実感できるので、本当に楽しいレッスンでしたね。先生もとにかく褒めるのが上手でしたし(笑)。
−−レッスンを受けることで歌が上手になる効果はもちろんあると思いますが、長谷川さんの当初の目的であった発声法に関してはいかがでしたか? 変化はありましたか?
長谷川さん:塾講師という仕事をしながら感じた一番の変化は、意外に思われるかもしれませんが、とにかく「疲れなくなった」ということでした。学習塾では夏になると夏期講習が始まり、私は40分の講義を1日13コマぐらい受け持ちます。レッスンを受ける前は、一日の終りにはものすごい疲労を感じていましたが、喉だけではなく身体全体の疲労が少なくなったんです。おそらく、声を出す際に身体に余計な力が入っていたんだと思いますが、正しい発声をすることで自然に声を出せるようになったのではないでしょうか。
−−講義を受けている生徒さんは、どんな感想を持ったのでしょうか?
長谷川さん:「授業が分かりやすい」「はっきり聞き取れるので説得力がある」ということを言ってもらえるようになりました。正しく声を出すことで、言葉の持つ力をうまく引き出せるようになったんだと、私は思っています。おかげ様で講義の評判が上がって、担当するコマ数も増えました。反面、忙しくなってしまってレッスンを一旦お休みすることにもなってしまいましたが(笑)。
大人でも気軽にレッスンを始めて、音楽の楽しさを感じてほしい
−−音楽や楽器に興味があっても、大人になってから始める、あるいはレッスンを受けることについて、時間調整の難しさや抵抗感を感じる方も多いと思います。そんな方々に向けて、長谷川さんからメッセージをお願いします。
長谷川さん:ボイストレーニングは、歌が苦手な人やカラオケが好きな人はもちろん、日々の仕事で人と話すことやプレゼンテーションの機会が多い方にはおすすめです。その効果を、驚くほど実感できるはずです。また、音楽が好きな方は、大人になってからでも気軽にレッスンを始めてみてほしいですね。レッスンの日が待ち遠しくなるほどの楽しさや充実感が、みなさんの毎日の生活の中に加わりますよ。